チャカラカとは「ごちゃ混ぜ」という意味です。 いろんなブドウから出来ています。そのごちゃ混ぜがなんと絶妙な調和となって 深い味わいを織り成しています。黒系果実やクローブ、ナツメグなどスパイス感を持ち、程よい重さを持つ赤ワイン。熟したスパイシーなベリーやプラムのフレーバーと仄かなオーク香がバランスよく、長い余韻も魅力です。
ここの土壌はとても特異なもので、砂漠のような乾燥した気候を持ち、灌漑を一切行わず限界まで収量を落とします。灌漑を行わないとは 上からお水をあげないこと。なぜそれでブドウが収穫できるのかというと、地下の地層が 深い粘土質でここで水がしっかり貯えられ、ブドウの根が地中深く その水を求めて降りて行きます。この大切な水をしっかり根が吸い上げて来て 大地のテロワールが存分に現われた複雑で風味豊かなワインとなります。
原産国 南アフリカ
地 方 ウエスタン・ケープ
地 区 コースタル・リージョン
村 スワートランド
品質分類・原産地呼称 W.O.スワートランド
品種 カリニャン 25%/シラー 22%/マタロ 20%/デュリフ 16%/グルナッシュ 14%/タナ 3%
醗酵 醗酵:コンクリート・タンク
熟成 熟成:フレンチ&アメリカンオーク樽 12カ月
キャップ仕様 コルク
種類 スティルワイン
色 赤
味わい フルボディ
飲み頃温度 15℃
フェアヴューを人気面でも商業面でも南アフリカ屈指の名門ワイナリーへと確立させた重鎮、チャールズ・バック氏の飽くなき探究心が実現させた究極のブランド。
南アフリカで長年に渡りワイン生産地域を制限していた法律規定が90年代年前半に緩和。これを機に、南アフリカワイン産地のポテンシャルに早くから目を付けていたチャールズは、自身が相続したステレンボッシュの畑には無い新しいスタイルのワイン“地中海性気候を豊かに表現する赤ワイン”を産み出すべく新たなチャレンジに挑みました。
様々な研究の結果、ケープ西部の新興ワイン産地の一つ『スウォートランド』に位置するマームズベリに140haの農園を購入。
栽培するブドウ品種は区画により厳選。 ワイヤーにつながれていないブッシュ・ヴァイン(低木)を生かした栽培を取り入れ、乾燥した気候下で灌漑を行うことなく極限まで収量を落とし高い品質を求めました。そして、これまでのケープには無い、大地のテロワールが存分に現われた、複雑で風味豊かなローヌ品種の栽培に成功しました。
こうして産み出されたワインはファーストヴィンテージから国内外で高い評価と賛美を浴び南アフリカ産ローヌ品種のトップブランドとして表舞台に登場しました。
チャールズは言います「求めるスタイルや品質を追求するには、エステート(自社所有の畑や所有地)でのみのブドウ栽培では不可能だ。このエステートというコンセプトから抜け出したかった」と。
彼にとっては、有名なワインの産地名よりも、ブドウ品種の性格を最大限に引き出してくれる最高のテロワールに拘ったブドウ栽培が重要だったのです。
醸造施設も、ステレンボッシュにあるメインの大規模な醸造所とは異なりタバコの乾燥小屋であった小屋を改装。小さな施設ではありますが、目の行き届く環境で少量生産にこだわりプレミアムワインを産み出しています。
◆ 栽培地-------ケープ西岸沿いのスウォートランドの暖かな丘陵地畑名:クレイン・アモスクィル農園
僅か2年で畑を改良。樹齢40年のシュナン・ブランやピノタージュ等、良質なブドウの木を残し、品質基準に達しないシュナン・ブラン、サンソー、ピノタージュは掘り起こし、より適したブドウ品種への植え替えを実施。
ケープではまだ良く知られていない温暖な気候で育つローヌ品種を中心にブドウ畑の再生を図りました。
◆栽培ブドウ----シラーズ、ムールヴェードル、グルナッシュ、プティーシラー、バルベーラ、タナ、サンジョベーゼ、ジンファンデル、テンプラニーリョ、カリニャン、ヴィオニエ、ソウザン、メルロー、ピノタージュ
◆無灌漑-------乾燥した気候下であるが、灌漑を行わず土壌が本来持っている自然の力に任せたブドウ栽培を実施。
◆単位収量3〜4トン/1ha -----低収量と引き換えに大地のテロワールが最大現に引き出しされた上質のブドウを生産。
◆仕立て:ワイヤーを使用しない野生の低木タイプのブッシュ・ヴァイン主体【低木】 。保水性に優れる。
◆土壌:砂利の入り混じったラテライト土壌と深く赤色の風化した花崗岩を併せ持つ(保水性に優れる)
◆気候:暑く乾いた夏、夜間には涼しい太平洋風が吹きこむ。また、保水力に優れた深い土壌は常に低温を保ち、よいバランスを築く。・・・・温暖で乾燥した厳しい環境を緩和、果実の熟す速度を落とすのに効果的。
(果実の成熟速度を落とすことは特に晩熟型品種にとって品質を決める重要な要素で、糖分の上昇時期とフェノールの成熟時期を近くする役割がある)
低木のブッシュ・ヴァイン(写真一番下)
チャールズは言います「求めるスタイルや品質を追求するには、エステート(自社所有の畑や所有地)でのみのブドウ栽培では不可能だ。このエステートというコンセプトから抜け出したかった」と。
彼にとっては、有名なワインの産地名よりも、ブドウ品種の性格を最大限に引き出してくれる最高のテロワールに拘ったブドウ栽培が重要だったのです。
醸造施設も、ステレンボッシュにあるメインの大規模な醸造所とは異なりタバコの乾燥小屋であった小屋を改装。小さな施設ではありますが、目の行き届く環境で少量生産にこだわりプレミアムワインを産み出しています。