堂々とした樽の風格も感じつつ標高が高く冷涼な土地で造られた、極めてエレガントなワインで、爽やかさとボリューム感がほどよいハーモニーを奏で、非常にバランスの良い調和のとれた大らかな白ワインです。
砂糖漬けのオレンジピール、ドライフルーツ、白い花の香りに、わずかに胡椒のニュアンスを感じられます。時間が経つとイーストのニュアンスが徐々に広がっていきます。
とてもゆったりとシャルドネを味わっていただけます。
1716年、トスカーナ大公コジモ3世によって、世界で最初の原産地呼称制度の例と言われる線引きが行われ、銘醸地として4つ定められましたが、そのうちの1つに数えられるのがこの“ポミーノ”です。
このポミーノ・ベネフィツッィオ・リゼルヴァはトスカーナにおけるシャルドネの歴史を物語るワインでもあり、1855年にこの地にトスカーナで初めてシャルドネが植樹されました。1973年、イタリアで初めて樽熟成された白ワインとしても有名なワインです。
イタリア・
生産地域 フィレンツェの北東部、キアンティ・ルフィナ地区ポミーノにあるカステッロ・ディ・ポミーノ(標高700m)
品種 シャルドネ100%
白 辛口