若々しい華やかな香りで、アタックはフレッシュでしなやか。タンニンのストラクチャーもしっかり感じられ、時間とともに増す丸みと余韻が心地良いワインです。
生産国 フランス
地域 ボルドー右岸
クラス ACラランド ド ポムロール
葡萄品種 メルロ92%・カベルネフラン4%・カベルネソーヴィニヨン4%
醸造・熟成に関する情報
小型コンクリートタンクにて発酵前に10℃で7〜10日間の果皮浸漬、20〜30℃で約4週間のアルコール発酵。1年樽で18カ月熟成。
色 赤
甘辛 辛口
アルコール度数 14.5
ボディ感 ミディアムプラス
ワイナリー情報:ペレ ヴェルジェ
ペレ=ヴェルジェ社は、1985年、カトリーヌ・ペレ=ヴェルジェによってポムロールに設立された家族経営の企業です。巨大資本の傘下に入るグランシャトーが多くなっている昨今、このレベルのシャトーを家族規模で経営している最後の企業といえます。設立当初からカトリーヌと親交の深かった醸造コンサルタントのミッシェル・ロランが全面的にサポートし、世界に誇れる品質のワイン造りを行ってきました。現在は、子息のアンリ・パランが亡きカトリーヌの志を受け継ぎ、一層の情熱を持ってワイナリーを運営しています。自然環境保護への取り組みも重視し、2020年にHVE(環境価値重視)認証を取得しました。
ch.ラ・グラヴィエールは、ポムロールの北数百メートルに位置するシャトーです。所有するのは、ポムロールのch.ル・ゲやch.モンヴィエルを所有する新進気鋭のヴィニョーヴル、ペレ=ヴェルジェ社。ペレ=ヴェルジェ社は、1985年、オーナーのカトリーヌ・ペレ=ヴェルジェによってポムロールに設立された家族経営の企業で、巨大企業の傘下に入るグランシャトーが多くなっている昨今、このレベルのシャトーを家族規模で経営している最後の企業といえます。たとえば、ブドウの収穫は、果実の成熟をギリギリまで待って手摘み、しかも、房単位ではなく一粒一粒手作業で行なわれます。家族サイズだからこそできるきめ細かい配慮で完璧な品質のワインを追求しています。カトリーヌは1990年代の終わりに良質なメルローの区画を購入し、2000年からワイン造りを始めました。特に、古木のある2haの区画からは、世界に20以上のレストランを展開するミシュラン三ツ星シェフ、アラン・デュカスの要望から生まれたスペシャルキュヴェを生産しています。
ブドウが持つ本来の素晴らしさをワインにあわらすように、まさにオートクチュール-高級仕立て服-のように丁寧にワイン造りを行なっています。このワイン造りを全面的にサポートするのがカトリーヌの親しい友人のミッシェル・ロランです。彼は名だたるワイナリーと契約を結ぶ有名な醸造コンサルタントですが、パートナーとして日常的にシャトーに赴き、細かい決定事項にわたりワイン造りに参画しています。ブドウ栽培でも、著名な土壌分析のスペシャリストである農学者のクジニエの協力を得て、化学的なものを一切使用せず、厳格な有機農法を実践しています。類まれなテロワールを最大限に生かすべく、クジニエのアドバイスをもとに、ブドウ畑を完璧なバランスの生物学的環境に戻し、ブドウ樹が本来持つ抵抗力や潜在能力を強めて果実の質の向上を図るという、本質的な土壌改革にも取り組んでいます。
◆ペレ・ヴェルジェ社 モットーは<ノウハウと伝統>◆ オーナーのカトリーヌ・ペレ=ヴェルジェの家系は「クリスタル・ダルク」のブランドで世界的に有名になったクリスタル製品のメーカー、アルク社を所有する名門です。3万人の従業員を抱えるこの大企業の跡継ぎとして、カトリーヌも同社の成功を支えてきました。その一方で、1980年代からワイン造りをスタート、豊富な資金を元に、並外れたテロワールをもつシャトーに次々と投資していきました。現在はアルク社を退き、ペレ=ヴェルジェ社でのワイン造りに専念しています。モットーは<ノウハウと伝統>。ワイン造りの各段階で世界的なスペシャリスト達のノウハウを取り入れながら、常に伝統を重んじ、全てにおいて丁寧な仕事を行っています。テロワール(畑)、人、設備・・・完璧な品質のワインをひたすら追求して、惜しみない労力を注いでいます。”クオリティ&エレガンス”をキーワードに世界最高水準のワイン造りを行っています。